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【山梨県】
発達障害 悩み分け合う 山梨で保護者の会発足
山梨日日新聞 2017年3月28日(火)
発達に偏りのある子どもを育てる山梨県内の保護者が、相談し合ったり、情報共有したりして支え合おうと「彩の会-Saiコミュニティ-」を発足させた。子育ての悩みを抱えて孤立しがちな保護者同士が手を取り合い、将来への見通しを持って、子どもの可能性に前向きになれるような情報発信やイベントの企画を目指す。メンバーは「悩みを1人で抱え込まず、子どもたちの未来を開く突破口を見いだしたい」と話す。会を発足させたのは、代表を務める南アルプス市の半田かな子さん(35)と、副代表を務める甲府市の佐藤香織さん(37)。2人とも、3人の子どものうち2人が発達障害と診断され、かつて自宅が隣同士だったことから互いに悩みを相談し合ってきた。医師ら専門家に相談する場はあっても、保護者同士が悩みを打ち明け合う場がほとんどないと感じ、会をつくることにした。
国の調査に基づく県の試算によると、県内の18歳以下の約15万2千人のうち約1万人が発達障害の可能性があり、約1800人が診療を必要とするとみられる。県立こころの発達総合支援センター(ここセン)の相談や診療は数カ月待ちと受け皿不足。県は新たな拠点整備を目指しているが、診断に至らない「グレーゾーン」の子の課題もある。
会では、発達障害の子や発達が気になる子らの父母、祖父母らが、子育ての工夫やアイデア、さまざまな支援制度やサービスについて情報を共有する集まりやイベントを計画。小学校、中学校など段階別の悩みや課題、不登校といった2次障害などのテーマや、地域ごとに集まりをつくるなど、参加者が主体的に運営する会にしたい考えだ。
当事者のきょうだい支援や、調理教室などの体験イベントも企画する。半田さんは「現状は、地域ごとの支援の差が大きい」と指摘。「子どもが暮らしていく山梨全体を暮らしやすい場所にしたい。保護者も力を合わせて、今できることに取り組んでいきたい」と意気込む。
「私、この子を殺してしまうかもしれない。助けてください」。佐藤さんは5年前、長男の小学校入学を控え、ここセンに泣きながら駆け込んだという。当時、長男は言葉に遅れがあり、おむつが取れず、多動で手が離せない状態。どう育てていいか分からず思い詰めた。「一家心中が頭をよぎったこともある」と振り返る。
今も模索する日々だが、仲間を得た今、佐藤さんは「決して1人ではない。今も周囲に相談できない人、理解してもらえず苦しんでいる人もいると思うが、抱え込まないで」と呼び掛ける。「いろんな人との関わりの中で子どもたちも何か見いだせるかもしれない。子どもたちの無限の未来を開く突破口ができれば」
「発達障害」というものには、一言では語りつくせない多様なCOLORがあります。一人ひとりに、日々の中であらゆる背景やあらゆる環境の中で、100人いれば100通りの色があって、さらに昨日と今日、今日と明日、刻々とまた色が変わってゆく、そんな感覚でいます。
1歳半でも、幼児期でも、学童期でも、青年期でも、わたしはわたしで、彼は彼、あの子はあの子、あなたは、あなた。
どの人にも、いま,このときに「幸せだ」と感じる権利がきっとあって、子どもはそれを最善に保障される人たち。
わたしたちは、どの子もどの家庭も、この山梨で幸せに暮らしていける今日と明日と未来を望んでいます。
今日は、どんな日でしたか?
明日は、どう過ごしたいですか?
ひとりで抱えて悩んでいませんか?がんばりすぎて、いませんか?
今日からはわたしたちと一緒に、明日をつくっていきませんか(^^)/
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お子さんの年齢問いません。診断、未診断、気になっている、山梨県在住の保護者のみなさんとつながって、わたしたちが次の世代への基盤となれるようなコミュニティを目指します。
お問い合わせ sai.commu2017@gmail.com までメールにてお問い合わせください。
会に都合が合いにくかったり、参加することが難しかったり、参加するのはちょっと…だけれど相談する人もいない、など、そのような方、まずは私(半田)と顔見知りになっていきませんか?県内どの地域でも、お伺いいたします。